Galaxy Nexus 関連のまとめ

ここでは,Galaxy Nexus (root化済み)を想定して,日々実用的に使うネタをまとめておきます.

カスタムロムへのアップデート

いつもは,4.0.4 + root化したアップデートをおこなっていますが,間違えて壊したので,一旦システム領域をバックアップして,消去して,カスタムロムに変更してみました.満足しているので,ここにまとめます.

カスタムロムとは,オリジナルのロムとは異なり,有志により様々な種類があります.Linuxでいえば,ディストリビューションのイメージです.カテゴリ分けすると以下のような感じです.

カスタムロムは,個性があるので,どれがおすすめとはなかなかいえないのですが,AOKP / CMは,安定しており鉄板だと思います.これらのカスタムロムは,導入も容易です.

カスタムロムの導入は,リカバリツールを使うのですが,面倒なので,ROM Toolbox (基本無料,バックアップの展開機能などが有料)と呼ばれるアプリを使うのがもっとも簡便かつ安定しているとおもいます.(Rom Managerというアプリもあり,より多くのカスタムロムが使えますが,大変濃い人は除いて,ROM Toolboxで十分かとおもいます.)ROM Toolboxを使うには,root化が必須なので,まずは,root化を行います.その上で,ROM Toolboxを Play!から入手し,導入してください.

あとは,ROM Toolboxを起動して,ROM Managerメニューから,希望するディストリビューションを選び,インストールすれば完了です.この際,1.システムの消去,2.キャッシュの消去などを問い合わせがあります.システムの消去を選んでも,/に影響はありますが,/sdcard以下には影響を与えません.したがって,バックアップデータ(これも,ROM Toolsboxの機能としてあるが,バックアップデータの展開には有料版を購入するひつようがある)などは,/sdcard以下にあれば問題ありません.再起動後,カスタムロムに切り替わります.

私,Open Kang Project の Milestone 5にしてみました.これは,いわゆる開発版(stable)なので,公式版ではないため,安定を求める方は,Releaseをおすすめします.なお,4.0.4版は,Milestone版,リリース版共にそろっています.

インストール後は,google appをインストールしましょう.これも,ROM Toolboxからインストールできます.

 

Open Kang とオリジナルの違い

使えばわかるというのは酷な話なので,簡単にまとめると.

  1. Kernelの細かい調整が簡単にできる.CPUクロック制限や,WiFi/3Gの細かい制御設定により,バッテリ延命が可能
  2. ナビゲーションバーUI(画面下部のボタン部分)を変更(ボタンを増やすや,独自のショートカットをもうけるなど)が可能
  3. LEDの点滅やバッテリゲージの形式,カラーといった表示設定などオリジナルではできない細かい設定や小さな機能が多数搭載
  4. 開発チームからリリースが頻繁に行われるため,最新のAndroid OSへの追従や,ロールバックが容易
  5. ランチャーなどは,オリジナルと異なり,Novaを採用して,より高機能
  6. 性能が著しく向上するといったものではないが,細かい設定ができるため,カスタマイズしやすい.

弱点は,

  1. リリースに依存するが,不安定になったときはどうしようもない.
  2. サクサク感はさしてかわらない.
  3. バージョンアップに伴い,データ(/sdcardではない)の消去が必要な場合がある.
ということで,たいした説明ではありませんが,root化しているなら,お手軽ですのでお試しください.